口内炎ができやすい人と全くできない人の差は一体どこにあるのでしょうか。職場の同僚や家族は平気で辛いものを食べているのに自分だけはしょっちゅう口の中に白い水疱ができて悩んでいるという方は少なくありません。実はアフタ性口内炎を繰り返す再発性アフタには特定の体質や生活習慣が大きく関わっています。なぜ自分だけがこれほど悩まされるのかその原因を探り体質改善に向けたアドバイスをお伝えします。最も大きな要因の一つは免疫力の低下とバランスの乱れです。私たちの体は疲労やストレスが蓄積すると免疫機能が正常に働かなくなります。口の中は常に外部からの細菌やウイルスにさらされている最前線であり免疫力が落ちると粘膜の再生能力が低下し些細な傷から炎症が広がりやすくなります。特に真面目で頑張り屋な人ほど知らず知らずのうちにストレスを抱え込み自律神経が乱れて口内炎ができやすくなる傾向があります。まずは自分の生活を振り返り十分な休息が取れているかリラックスする時間があるかを見直してみてください。次に考えられるのが栄養素の慢性的な不足や吸収不良です。ビタミンB群や亜鉛鉄分などは粘膜の健康維持に不可欠な栄養素ですがこれらが不足すると粘膜が脆弱になります。偏食やダイエットで栄養バランスが崩れている場合はもちろん胃腸が弱く栄養をうまく吸収できない体質の人もリスクが高まります。胃の調子が悪いと口内炎ができると昔から言われますがこれは科学的にも理にかなっています。消化吸収能力を高めるために冷たい飲み物を控えて胃腸を温める食事中によく噛むなどの習慣を取り入れることが大切です。またプロバイオティクス(善玉菌)を含むヨーグルトなどを摂取して腸内環境を整えることも全身の免疫力を高め口内炎予防につながります。さらに口の中の物理的な環境も重要です。歯並びが悪かったり被せ物が合っていなかったりして常に粘膜を噛んでしまう癖がある人はそこが傷つき口内炎の発生源になります。またドライマウス(口腔乾燥症)の人も要注意です。唾液には抗菌作用や粘膜保護作用がありますが唾液が減ると口の中が無防備な状態になり傷ができやすくなります。口呼吸の癖がある人は口の中が乾燥しやすいため鼻呼吸を意識するあいうべ体操などで口輪筋を鍛えるといった対策が有効です。歯科医院で噛み合わせの調整や歯石除去などの定期的なメンテナンスを受けることも予防効果があります。女性の場合はホルモンバランスの変動も関係しています。月経前や妊娠中更年期などホルモンの分泌量が変化する時期には粘膜の状態も不安定になり口内炎ができやすくなります。これはある程度生理的な現象なので神経質になりすぎずそういう時期だと割り切って無理をしないスケジュールを組むなどの対策が必要です。