口内炎といえば自然に治るのを待つか市販薬で凌ぐものと思っている方が多いですが実は歯科医院ではより積極的な治療を受けることができます。その中でも特に即効性が高く注目されているのがレーザー治療です。一週間も痛みに耐え続けるのが辛い大事なプレゼンやイベントが控えていてすぐに治したいという方にとってレーザー治療は非常に有効な選択肢となり得ます。ここでは歯科医院で行われる口内炎のレーザー治療についてその仕組みや効果メリット・デメリットを詳しく解説します。レーザー治療の仕組みは患部に特定の波長のレーザー光を照射することで組織の表面を薄く凝固・蒸散させかさぶたのような膜を作ることです。これにより神経が剥き出しになっている状態がカバーされ外部からの刺激が遮断されるため照射した直後から劇的に痛みが軽減します。またレーザーの熱エネルギーには殺菌作用があり患部の細菌を減少させて炎症を鎮める効果もあります。さらに組織の血流を良くし細胞の再生を促す作用(生体刺激効果)も期待できるため通常よりも治癒期間を短縮することができます。治療の手順は非常にシンプルです。まず患部の表面に麻酔の薬を塗って感覚を麻痺させます(痛みが少ないレーザーの場合は麻酔なしで行うこともあります)。その後数分間レーザーを照射します。痛みはほとんどなく少し温かさを感じる程度か輪ゴムでパチンと弾かれたような軽い刺激がある程度です。治療時間は準備を含めても10分から15分程度で終わります。治療後はすぐに食事が可能であり日常生活に制限はありません。最大のメリットは何と言ってもその場ですぐに痛みが取れることです。食事や会話が苦痛だったのが嘘のように楽になります。薬を塗り続ける煩わしさもありません。また副作用がほとんどなく妊娠中の方や高血圧などの持病がある方薬のアレルギーがある方でも安心して受けられる点も大きな魅力です。ペースメーカーを使用している方でも問題なく治療を受けられます。一方でデメリットもいくつかあります。まず全ての歯科医院でレーザー治療を行っているわけではないということです。レーザー機器は高価なため導入していない医院もあります。事前にホームページや電話で確認する必要があります。次に費用の問題です。口内炎のレーザー治療は保険適用となる場合と自費診療となる場合があります。使用するレーザーの種類や医院の方針によって異なりますが自費の場合は数千円程度の費用がかかることがあります。保険適用の場合は数百円程度で済むこともありますが事前に費用について確認しておくと安心です。またレーザー治療はあくまで対症療法であり口内炎ができにくい体質にするものではありません。頻繁に再発する場合は並行して生活習慣の改善も必要です。それでもあの鋭い痛みから一瞬で解放されるメリットは計り知れません。特に大きな口内炎ができてしまった時や痛みが強くて生活に支障が出ている時は我慢せずに歯科医院を頼る価値は十分にあります。
レーザー治療という選択肢で歯科医院で受けるプロの治療法